今日は29日、朝から良い天気である。一日中畑の中で草取り三昧、とはいえ畑の面積が2反半程ある。二反半と云っても多くの人には伝わらないかもしれない。坪で云えば450坪、言い換えれば約1,500坪である。この面積を這いつくばって草取りなんてできやしない。そんなことをすればこっちが疲労困憊して救急車に乗ることになるだろう。ではどうしているかと云えば、作物(ワケギ、タマネギ、葉ダイコン、二十日大根など)の畝間を管理機が通れるように広くして植えている。こうしておけば、管理機で通れば草が取れるだけでなく、その後畝立て機で通ると土寄せができる。但し、それで良いかと云えばそうでもない。作物の根際から生えた草は別に取る必要がある。これもしゃがんで取ると膝が痛くなる。この時役立つのが除草鍬あるいは穴開き鍬と呼ばれる道具である。とにかく座るという行為をできるだけしなくて済むようにしている。

 車窓に、耕耘機を押しているおじさんを見るとノンビリとした田舎の風景だななどと思いがちだが、あれはのどかな風景ではない。結構な重労働である。土を抱え込んで前に進まない管理機を押すのは辛い。こんな冬の日でも、汗が流れる。数十坪くらいの家庭菜園であれば大したことはないが、100㎡を超えるようならかなり大型の管理機が必要となる。今日はその家庭菜園用の管理機で作業をしたため、疲れ果てただけでなく両手の手首に痛みがでている。用心してはいるのだが相手は自然であり、こちらの思惑通りになるものではない。

 実は昨年中に小型のトラクターを買っている。ただ、乗るのが恥ずかしい。収益も上げていないのに、道具ばかり買ってどうするつもりだといわれそうなのを気にしている。先日の飲み会でカミングアウトしたのだが、トラクター無しでは無理だろう。良いのがあったねと、好意的に受け止めてもらった。近日中に乗り始める予定である。

 ハテナブログに避難中なのだが、そろそろここに定住しても良いかなと考え始めた。失われていた歴史生物学ブログも何とか6割程度は再現できた。また消されてはかなわないので、その時は有料ブログへと移るつもりだ。

 話は変わるが、サハラ砂漠では洪水が起こって,溺死者が出ている。アフリカの北海岸でも豪雨被害が出ているようだ。砂漠緑化が起こっていると楽観視もできないような異常気象である。一方、東ヨーロッパから中東にかけては、異常低温に見舞われている。異常低温はロシアの東部とアメリカの五大湖周辺でも起こっている。日本は幸運にも北極からの極渦の吹き出しから逃れているが、来年も幸運が続くかどうかは分からない。一方、今が夏であるオーストラリアのティブーブッラ空港では、最高気温が 48℃を記録している。嵐の解散で騒ぐのではなく、嵐の連続を心配すべきであろう。

 新聞もTVも重要なニュースは流さないので、自分で探して自分なりに解釈しないといけない時代のようだ。Ring of fire と呼ばれる環太平洋火山帯、極めて活動が活発である。昨年から、幾つかの火山が一万メートル以上に噴煙を噴き上げた。対流圏の微粒子は比較的速やかに落下するが、成層圏まで上がった微粒子はなかなか落ちてこず、地球に寒冷化を引き起こす。天明2年から天明7年に渡り起こった天明の大飢饉、これは浅間山アイスランドラキ火山等の噴火エルニーニョ現象がかさなって起こった冷害であったが、現在の状況がこの時によく似ている。火山活動が異常に活発で、昨年末からエルニーニョ現象が起こっている。この冬は暖冬気味だが今年の夏はどうなるか、かなり注意深く見ていないといけないなと考えている。今の時代、美味しい米だけを作り、冷害に強い品種など作っている農家はないと思う。冷夏でも収穫できる作物は何だろう。